既に8月中に鉄板は届いていたのですが、お店のガス工事などが終わるまでは鉄板はダンボールの中でした。(実は、家に鉄板を取り付けることを考えて、ガス屋さんに行ったり、部屋の模様替えをしてみたりと頑張ってみましたが無理でした・・・)ガス工事が終わって、たこ焼きの設備が完備したことにより、鉄板を取り付け、早速、鉄板に油をなじませることを兼ねて、たこ焼きの練習を始めました。
これが始めてみてびっくり。焼けないのです・・・
家庭用のたこ焼き器で味を作ったときには、そこまで難しいと思わなかったのですが、業務用の鉄板でガスを思いっきりつけて焼くにはスピードとスキルが足りませんでした。
あれ・・・上手く回らない!と思っている間に本来おいしくまぁるくなるはずのたこ焼きが鉄板にくっついていきます。さらに一生懸命廻しているのですが、焦げていきます。
わざと作った焦げ目とは違って、きちんと回りません。また、ちゃんと廻せないものですから、形が崩れて焦げが中にまざったりして、変な感じになってしまいました。
それでも、今更やめた!というわけにはいきません。連日、朝の4時くらいまで練習しました。24時過ぎの飲んだ帰りの人に「味見させて」と言われても、「練習用のだからおいしくないんです。」とか「タコが入っていません。食べれません。」とかといってごまかしていました。
「何だこれは」と声をかけていただいたお客さんに「たこ焼きです」と答えたら、「何だと。たこ焼きはこういう感じじゃないだろ」と言われたりもしました・・・。いい思い出です。
それでもくじけずにたこ焼きを作ってました。夜中に道行く人が、「がんばってねー」「食べに行くからねー」と声をかけてくれるのがうれしかったのを覚えています。