大阪と東京のたこ焼きに関する温度差は、この文章を書いている2009年現在でも存在します。
大阪では、大きいスーパーの横には必ずといっていいほどたこ焼き屋がありますし、大きな道から外れたところにもたくさんのたこ焼き屋があります。
さらに、家の1階を改装して作ったたこ焼き屋や、つぶれてテントや看板だけが残っているたこ焼き屋もたくさんあります。
大阪という地域はたこ焼き屋が非常に身近な存在にあります。京都も大阪ほどではないにしても、たくさんのたこ焼き屋があります。
難波や心斎橋駅のまわり、新大阪や大阪駅の中などの目立つところにも必ずといっていいほど、たこ焼き屋があります。
大阪の名物としての「たこ焼き」を、大阪の人は誇りに思っていることは間違ありません。
それに対し、東京はどうでしょうか。
現在ではたこ焼きが好きという人もいますが、大阪に比べると圧倒的に少ないことは明らかです。
また、たこ焼き屋の密度も低いです。1駅に多くて2件くらいでしょうか?なぜか、たこ焼きRのある立石にはたこ焼き屋が3件もあるのですが、普通は1駅に1件未満の密度です。
ただし、これに関しては、若干変化の兆しが見られます。
京たこ、銀だこ、じゃんぼ総本店といったチェーン店(?)が、鉄道各駅の駅前や商店街にたこ焼き屋をオープンしています。
東京でもかなりのスピードでたこ焼き屋が増えています。
たこ焼きがそれなりに増えてきたことにより、個人店でたこ焼き屋を開く人も増えてきました。
私たちたこ焼きRもそのひとつです。
おいしいたこ焼き屋が東京に増えることは、喜ばしいことだと思います。大阪の人の中には、東京のたこ焼きをおいしいと言わない人も多いと思いますが、東京の人は気にせず自分の舌を信じて食べればいいと思います。