水で溶いたうどん粉又は小麦粉を今のたこ焼きとほぼ同じ鉄板(ただ、今のような大玉のたこ焼きプレートではなく、小さい窪みのもの)に流します。その上から、穴の一つ一つにコンニャクやえんどう豆等(人によって違いがあったらしい)を入れ、紅ショウガ、醤油、ねぎ、鰹節等をお好みで振り掛けます。その後、上下2段になった箱型のカンテキ(七輪)で焼きます。
たこ焼きや後に説明するラジオ焼きと異なり、1枚の板になっていて、そこに穴のあとがあります。1枚の板のような形状なので、1個2個と数えるたこ焼きとは異なり、1枚2枚と数えます。穴は、コンニャクや豆などを入れるための目安として使われていたようです。
うどん粉や小麦粉のような粉を水に溶かして、穴の開いた鉄板に流し込むところが受け継がれています。
ちょぼ焼きのレシピをインターネットで検索すると、いろいろなことが書かれていますが、それをそのまま信じてはいけません。現代風にアレンジしてある、凄くオシャレな食べ物に変わっています。
ちょぼ焼きは、東京のもんじゃ焼きとほとんど同じ層に人気があったようです。昔は、駄菓子屋さんで売っていて、子供のおやつとしても楽しまれていました。それも「もんじゃ」と同じですね。
現在でも、大阪・梅田にある阪神百貨店地下のスナックパークで食べることができます。